すぐさま腕で霧を薙ぎ払っていく。
霧は白哉の仕掛けた千本桜だった。
ジェラルド“見えているぞ 朽木白哉!!”
“そして……”
“日番谷冬獅郎!!”
近くの建物の影にいた日番谷に剣を振り下ろすジェラルド。
日番谷はなんとか氷輪丸でガード。
ジェラルド“貴様等が我の隙を衝こうと画策する姿 全て見えているぞ!!”
“我は最大?最強?最速の滅却師!! 我は全てを与えられた戦士!!”
“我を 出し抜けるなどと思うな!!”
倒れている剣八に誰かが囁く。
“なにしてんの”
“ねえ”
現れたのはやちる“なにしてんの 剣ちゃん”
剣八“──………やちる”
倒れている剣八の腕を取るやちる“ほら起きて つづきやろ”
“つづき ほら”
剣八“やちる…お前ェ今までどこに…”
やちる“剣ちゃんが”
“剣ちゃんがあたしをちゃんと使えば 剣ちゃんが斬れない奴なんていないんだから”
やちるが掴んだ更木の腕を霊圧が纏っていく。
剣八“…何だ? お前ェ今何をした…?”
“……力が………”
やちる“ほらー! 剣ちゃんなんにも知らないんだから!”
“──その力の名前はね”
“”卍解”だよ”
■遂に明かされる──
ブリーチ 669話 ネタバレへ続く!!